前回はセルフネグレクトとは?というお話しを致しましたが今回は原因と対策についてお話しします。

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○セルフネグレクトの原因

(1)家族・親族・地域・近隣等からの孤立
(2)配偶者の死などライフイベントによる生きる意欲の喪失
(3)認知症、精神疾患、アルコール問題などによる認知・判断力の低下
(4)世間体、遠慮、気兼ねによる支援の拒否
(5)サービスの多様化・複雑化による手続きの難しさ
(6)家族からの虐待による生きる意欲の喪失
(7)家族を介護した後の喪失感や経済的困窮
(8)介護者が高齢あるいは何らかの障害を持っている場合
(9)経済的困窮
(10)引きこもりからの移行などが挙げられます。

これは誰にでも起こりうることでないでしょうか?

積極的に自分を傷つけるわけではないのですが、自分の管理を放棄してしまうことにこの問題の恐ろしさがあります。それはつまり、命に関わる病気の治療もせず、金銭の管理も行わなくなってしまうことを意味します。その行きつく先は、自宅内での孤独な死去や生活ができなくなっての失踪・自殺…

こうした状況に陥るのは高齢者だけではありません。若者であっても可能性はあるのです。

たとえば『ごみ屋敷』は近隣に迷惑をかけることが多いので良く知られていますが、その原因が『セルフネグレクト』かもしれないということは知られていないのではないでしょうか。

○解決するには

長い期間をかけてその状態に至った人たちに、セルフネグレクトだと自覚してもらうことは、極めて難しいことです。家族であっても、責めたり説得したりすることでかえって反感をかってしまい、「今後一切自分に関わるな」と言われてしまうこともあります。

大事なのは、現実に目の前に起きていることで困っていること、あるいは望んでいることを聞くことです。「寒くて眠れないときがある」「体がかゆくて気になる」などの思いを聞いて、現状の問題を改善する方向に結びつけていくのです。また、一度は正常な生活を取り戻せたように思えても逆戻りすることも多いそうです。しかし、絶対に治らないわけではありません。

社会から孤立した人がいます。まずは興味をもち、知っていくことが必要です。そうすることで、自分自身や身近な人をこの問題から遠ざけることもできるかもしれません。

 

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