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遺品整理士の堀川です。

先日、遺品整理と特殊清掃をご依頼いただき作業を行いました。
アパートの1室でご兄弟が亡くなったとのご連絡を受け、現状確認とお見積りでお伺いしました。
私たちの行う作業は特殊なので、何度かに分けてご紹介したいと思います。

死臭がどの程度か

仕事の癖でアパートと聞いてまず考えてしまうのが、壁紙と床の状態です。お亡くなりになられた日からどれだけの期間で見つかったかによりお部屋の状態は全く違います。どのような場合でも亡くなった後しばらく経つと死臭が発生します。死臭は経過時間により布製品や壁紙に染みつき、ひどい時には壁紙の奥の下地やさらにその奥の石膏ボードの交換が必要となることもあります。

亡くなった後の体

また、亡くなった後の体は放置されると気温・室温にもよりますが、腐敗し溶けていきます。建築物の2階以上で亡くなった場合には時間が経つと階下へ浸潤していき、下の住居にも影響を与えます。1階部分で亡くなった場合でもひどい時には基礎部分へ体液が浸潤することがあります。そういった場合には塩化ビニル製のシートビニルの床ならばある程度浸潤が抑えられシートビニルの交換で済むこともありますが、フローリングなどの木製床材では床材そのものの交換と床下地コンパネ、床材と密着する巾木材などの交換が必要となります。もしフローリング床材だった場合は板と板の隙間に細い溝がある為、その溝に体液が流れると毛細管現象により広い範囲に広がる為思っている以上に侵食されている範囲は広くなります。

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