キッチンにずっと故人がいるかのように感じていたのが、遺品整理をしたことでその感覚が解消されたというご遺族がいらっしゃいました。

故人はとても料理好きだったらしく、キッチンは故人がいつも使っていた状態のまま、その人も日々使っていたそうです。
しかし、故人が使いやすく配置・整理された状態のキッチンに立っていると、どうしてもふとした拍子に故人を思い出すことが多くあり、ずっと気持ちが晴れないままでいたというそのご遺族。

このままではいけないと感じ、思い切って故人の遺品を整理することにして、キッチンに遺っていた故人お気に入りの調理道具などを片付けたところ、それまでキッチンの中に故人の存在を感じていたのがぱったりと消えてしまったそうです。

これは、「その人」が使いやすいような状態に保たれたままの場所ではどうしてもその存在を思い出してしまったり、あるいはそこで元気だったころの「その人」の影が見えてしまったりすることによる気持ちのモヤが、遺品整理をしたことで解消されたのだと思います。

遺品整理とは急ぐものではなく気持ちが落ち着いてからおこなっても遅くないというのが私たちの基本的な考え方ですが、このように気持ちが落ち着いたから遺品整理を行なうのではなく、遺品整理をおこなうことで気持ちが落ち着くということもあるようです。

ずっと気持ちが晴れないまま時期を待つのもいいですが、思い切って遺品整理をおこなってみる、あるいは自分でおこなうのが難しいようであれば専門業者に相談してみるというのも選択肢の一つとして有効なのだと思います。

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