遺品整理士の堀川です。

 近年、遺品整理業者の数は需要も伴って爆発的に増えており、遺品整理士という民間資格を認定している遺品整理士認定協会の登録企業数も全国で863社(2020.12.3現在)あります。

 遺品整理士認定協会に登録するかどうかは各企業の考え方や方針次第ではあるので、登録していないからと言って遺品整理業が行えないわけでもないですし、悪辣な企業だから登録していないというわけでもありません

 遺品整理士認定協会が創られ遺品整理士の資格認定を始めた理由としては、遺品整理業界全体の法規制の順守や共通認識、マナーを標準化したいという考えからです。

 しかし、この遺品整理士という資格は誰でも取得は可能ですし、遺品整理サービスの質を完全に保証するものでもありません。資格取得の為には、教材を取り寄せ、それについてのレポートを提出し、認定協会の確認ののちに合否が通知されます。どのような遺品整理サービスを行っているのかは合否には関係ないのです。しかし、あまりにひどい内容のサービスの場合は遺品整理士認定協会に連絡することで登録企業に対して注意が促されるようです。

 ただ、先ほどは悪い例を挙げましたが、差別化という意味では遺品整理士資格を持つ他企業と同じことを行っていても自社の評価にはつながりませんし、お客様の目にも留まりません。なのでその会社独自の取り組みがある程度必要になってきます。

 弊社の場合では、お電話でのご連絡をいただくことがほとんどなのですが、その後現地を見せていただき、お見積り中で弊社の行う遺品整理業務の内容や希望日程、その他簡易清掃はいつも行っているのですが、本格的なハウスクリーニングが必要な場合やリフォーム、解体等についてもご希望をお伺いしながらお見積り書を作成します。もちろん必ずしもその場でご依頼となるわけではありません。弊社としましても、手書きでのお見積り書は見栄えの良いものではありませんので、パソコンで打ち直した見積書、工程表、お伺いしたご要望をもとにご遺族様ごとの業務内容の説明書を作らせていただきお送りしております。その内容もご覧いただきご検討いただければと思っております。

 先述しましたが、遺品整理業者は年々増えており、依頼する側からしても依頼しようとしているところがどのようなところなのか、ある程度までしか知ることはできないでしょう。しかし、依頼する遺品整理業者を間違えるとトラブルにつながることは少なくありません。検討に十分はないと思いますので、お時間の許す限りのご検討をおすすめいたします。

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