遺品整理はご遺族様で行うか遺品整理の専門業者に任せるかを選択することができますが、ご遺族様で整理する場合、分別が難しく非常に手間がかかってしまう場合があります。
遺品整理業者に依頼する場合、注意しなければならないのが、きちんと法令を順守して業務を行っている遺品整理業者かどうかという点です。
近年のリサイクル料の値上げなどにより、リサイクル料をもらった上で、まとめて不法投棄するという悪質な業者が出てきています。
また、整理して不用となった品物は一般廃棄物であるにも関わらず、何も考えず産業廃棄物として埋め立ててしまう業者もいます。
一般廃棄物である家財を産業廃棄物として扱うのは違法です。良い遺品整理業者の選び方として、安ければいいということではなく、きちんと法令を順守している遺品整理業者を選ぶことが、 故人を思う上でも大切なことです。
※産業廃棄物収集運搬許可、古物商許可は必須と言えるでしょう。遺品整理を行う地域の一般廃棄物収集運搬許可があれば尚、安心です。
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ご遺族様の費用面での不安を軽減するため料金目安を明示しています。例えば、間取りが1Kで作業員が○名、○○円からと、具体的な料金プランが掲載されています。
正確な見積もりを提出することによって、作業後に追加費用が発生しない配慮がされていれば安心できます。
営業年数が古く、地域に密着した活動をしているような遺品整理業者さんは、比較的安心と言えます。市町村などの依頼で業務を行うようなところ(公共サービス)でしたら、トラブルの恐れは低いと言えます。営業年数が古いということは、それまでに信頼を重ねてきたことの表れでもあるからです。
ご遺族様が遺品整理業者へ業務を依頼するのには理由があります。それは故人との思い出が詰まっている品々を、大切に扱う手助けをしてもらいたいという願いがあるからです。
単に残された不用品を処分すればよいのであれば、わざわざ遺品整理業者に依頼する必要はありません。廃棄物処理業者に頼めばよいのです。
しかしながら、業界自体がまだ発展途上ということもあり、遺品整理業者の看板を掲げていながら、実態は廃棄物処理業者に近い業者が存在しているのも事実です。ご遺族様が残しておきたいと考えていた写真や賞状などをごみとして処分されたという極端な例もあるそうです。また、ご遺族様が存在を把握していない遺品が出て来た場合、無神経な遺品整理業者は無造作に廃棄してしまいます。優良業者のスタッフであれば、必ずご遺族様に確認を行い、自分で勝手に判断するようなことはありません。選ぶなら、言うまでもなく後者のようなスタッフのいる遺品整理専門業者です。