こんにちは堀川です。
遺品整理を行っていると色々な話を聞くのですが、大切な遺品まで処分されてしまったケースがありました。
一般的な片付け・処分業者と遺品整理業者の大きな違いは、”不用品を捨てることを目的”とするか、整理をしながら、”遺品を発見していくことを目的”とするかで異なってくると思います。
お客様から聞いた話なのですが、親戚の方が、故人の遺品整理のために、色々な業者の見積もりから、一番値段が安い、片付け業者に家の中の物の処分を依頼したそうです。
依頼したお客様も、何があるか分からないので、業者に一任するということで、遺品整理をお願いしたらしいのですが、その業者は捨てることを前提とした業者で、「めぼしい遺品は特に残っていなかった」と言って、家の中の物すべてを持ち去ったそうです。
しかし、後日、故人の近しい友人の方から、生前の話を聞いてみると、思い出の写真がたくさん入ったアルバムがあったり、何かのときのためにと、現金をヘソクリとして隠してあった・・・
などと、話の限りでは、「遺品が何も無い」とは思えない状況だったそうで、その後、クレームを入れたそうですが「一任しておいて、文句を言うな!」と一喝され、遺品としてあったかもしれない物が戻ってくることはなかったとのことです。
確かに、我々でも見つけられない遺品はあると思いますが、明らかにちょっと見れば分かるような思い出の品も「ゴミ」として持ち去ってしまう業者がいて、そんな業者も「遺品整理業」として名乗っているということも実状です。
そして、中には「遺品は無かった」と偽って、金品を持ち去さられ、後日トラブルになるケースもあります。

遺品整理を検討される際は、価格の安いだけではなく、本当にその業者が、遺品整理の仕事の一つとして、遺品という宝物を見つけることを念頭において仕事をしているかということを、しっかりと確認する必要があります。
私たちお仕事人はお見積もりの段階から「探して欲しいもの」、「取って置いて欲しいもの」、「写真やアルバム」をどうするかなどの聞き取りを行い、他にも相続に関係する以下ものを探す必要があるかもお聞きしています。

・印鑑
・銀行の通帳、キャッシュカード
・年金手帳や年金に関する書類
・生命保険、損害保険など加入している保険に関する書類
・土地や家など不動産の権利関係書類
・有価証券、金融資産に関する書類
・貴金属や金塊など資産価値の高いもの
・健康保険証、運転免許証、パスポート
・電気、水道、ガスなど公共料金の領収書、ならびに請求書
・電話、インターネットの領収書、ならびに請求書
・借入金に関する書類、契約書、証文など

また、時間はかかるのですが、できる限り立会いをお願いし、コミュニケーションをとりながらその場で必要なものか不要なものかを判断を仰ぎます。
なによりもお客様が納得できる心に触れる遺品整理を目指します。

お問合せはこちらから

今すぐお電話!